地震(2)――地震とマグニチュード
地震とマグニチュードに関して、以下の問題を考えてみましょう。
(問) 地震に関して、次の問いに答えよ。
地震による大きな揺れの発生を速報によって事前に少しでも早く周知できれば、震災の軽減に役立てられる。
近年、このような速報を提供するシステムが実用化されている。
このシステムは、地震が起きた直後に、もっとも早く伝わる地震波をいくつかの観測点で検知(観測)し、地震波が最初に発生した場所であるアと地震の規模を示すイを推定する。
さらに、各地の大きな揺れ(主要動)の発生時刻や、その揺れの程度を示すウを予測し、これらの情報を速やかに伝達する。
上の文章中のア~ウに入れる語句の組み合わせとしてもっとも適当なものを、次の(1)~(6)のうちからひとつ選べ。
ア | イ | ウ | |
(1) | 震央 | 震度 | マグニチュード |
---|---|---|---|
(2) | 震央 | 震度 | エネルギー |
(3) | 震央 | マグニチュード | 震度 |
(4) | 震源 | 震度 | マグニチュード |
(5) | 震源 | マグニチュード | エネルギー |
(6) | 震源 | マグニチュード | 震度 |
解法のポイント
地震とマグニチュード、震度などの地震に関する基本的な語句の使い分けがどれくらい理解できているかを問う問題です。
この地震とマグニチュード、震度については、こちらの「地震のメカニズム――プレートの動きと断層運動」のページで解説していますので、あわせて確認してみましょう。
地震の問題については、これらの語句の使い分けが分かっていないと、問題文の文意を把握することが難しいということが生じてきますので、基本的なところですがしっかりと覚えておきましょう。