地球内部の構造(2)――地球の表層とプレート
地球内部の表層とプレートに関して、以下の問題を考えてみましょう。
(問) 地球の構造に関して、次の問いに答えよ。
地球の表層の硬い岩石の部分をリソスフェアという。
リソスフェアは十数枚のプレートに分かれて地球を覆っている。
地球の表層について述べた文として、もっとも適当なものを次の1~5のうちからひとつ選べ。
- リソスフェアは中央海嶺から離れるにつれて薄くなる
- 中央海嶺付近のトランスフォーム断層は正断層である
- 東北日本の下には太平洋プレートが、西南日本の下には北アメリカプレートが沈み込んでいる
- 島弧と海溝は、海洋プレートが沈み込む部分にそって形成されている
- 海嶺と海溝では、大陸プレートが形成されている
解法のポイント
地球の大地の形成にはプレートが深く関わっており、このプレートが形成されるためには火山とマグマの存在が必要不可欠です。
これらプレートと火山、マグマの関係については、こちらの「地球の大地の生成――火山・マグマ」のページで解説しています。
中央海嶺のマグマの吹き出し口はプレートが生成される場所であり、逆にそれが沈み込む場所が海溝になります。
この問題は、これら大地の形成に関する一連の流れが理解できていれば、特に苦労することなく正答にたどりつくことができます。
また、日本の近海には「ユーラシアプレート」「北米プレート」「太平洋プレート」「フィリピン海プレート」という4つのプレートが存在していますので、こちらもその位置関係を知っていれば問題ないでしょう。
日本周辺のプレート
なお、正誤問題についてはその問題を解いたときに正しい記述を知っておくと次の問題に応用できますので、この機会にしっかりと覚えてしまいましょう。