地球の歴史と生物の進化(2)――大陸移動と生物の関係
地球の歴史と生物の進化に関して、以下の問題を考えてみましょう。
(問) 地球の歴史と生物の進化に関して、次の問いに答えよ。
次の図は、ペルム紀末期に生じた生物の大量絶滅が起こる直前の大陸配置図である。
図 ペルム紀の大陸配置図
この当時の状況を述べた文として適当でないものを、次の1~4のうちからひとつ選べ。
- 南北両半球の主要な大陸が集合し、パンゲアと呼ばれる超大陸(T)をかたちづくっていた
- 超海洋(U)では海底に大規模な縞状鉄鉱層が形成されつつあった
- 超大陸(T)の南部では、グロソプテリスを主とするゴンドワナ植物群が栄えていた
- 温暖な浅海域では、フズリナを主とする多様な動物群が栄えていた
解法のポイント
問題文の選択肢には、地球の歴史と生物の進化をたどる上でポイントとなるキーワードが挙げられています。
地質年代に関する問題では、どの生物がどの時代に生きていたのかという対応関係をしっかりと把握するとともに、その生物の存在が地球環境に対してどのような影響をおよぼしたのかまで含めて押さえておくと、この種の問題はおのずと正しい解答にたどり着くことができます。