大気と熱収支(1)――地球の大気圏の特徴

大気圏と熱収支に関して、以下の問題を考えてみましょう。

(問) 大気圏と熱収支に関して、次の問いに答えよ。

地球の大気は、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏に分けられる。

対流圏では、が多く、その潜熱の放出をともなった大気の運動が起こる。

成層圏では、オゾンが比較的多いが、近年、そのオゾンが減少しつつある。

地表付近で放出されたが、対流圏から成層圏に到達し、分解されて、が生成される。

このとオゾンの反応が、オゾン減少の主な原因とされている。

上の文章のに入れる語の組み合わせとしてもっとも適当なものを、次の(1)~(8)のうちからひとつ選べ。

(1) 水蒸気 メタン 塩素
(2) 水蒸気 メタン 窒素
(3) 水蒸気 フロン 塩素
(4) 水蒸気 フロン 窒素
(5) 二酸化炭素 メタン 塩素
(6) 二酸化炭素 メタン 窒素
(7) 二酸化炭素 フロン 塩素
(8) 二酸化炭素 フロン 窒素

解法のポイント

こちらの「地球の大気と熱収支――気象変化の基本原理」のページでも確認したように、地球の大気があることによって地表の温度が一定に保たれているとともに、そこに生じている不均衡さがさまざまな気象現象のきっかけともなっています。

また、オゾンホールの問題についてはその原因にフロンガスがあることと、塩素によってオゾンの形成が妨げられられるという一連の関係を押さえておきましょう。

解答例