銀河系と宇宙(1)――銀河系の構造
銀河系と宇宙に関して、以下の問題を考えてみましょう。
(問) 銀河系に関して、次の問いに答えよ。
18世紀後半には銀河系の構造がはじめて科学的に推定され、20世紀になると、銀河系の中心や太陽系の位置がより正確に推定された。
太陽は銀河系のどのあたりに位置しているか。
次の図に示される円盤部の位置の中でもっとも適当なものと、円盤部の直径の組み合わせとしてもっとも適当なものを、次の(1)~(8)のうちからひとつ選べ。
図 銀河系の断面の模式図
太陽系の位置 | 円盤部の直径 | |
(1) | ア | 5万光年 |
---|---|---|
(2) | ア | 10万光年 |
(3) | イ | 5万光年 |
(4) | イ | 10万光年 |
(5) | ウ | 5万光年 |
(6) | ウ | 10万光年 |
(7) | エ | 5万光年 |
(8) | エ | 10万光年 |
解法のポイント
私たちの太陽系を含む銀河系に関する基本的な問題です。
こちらの「私たちの住む世界――今、あなたのいる場所」のページで解説したように、天の川銀河はその直径が約10万光年の大きさがあり、その中で太陽系は「オリオン腕」に位置しています。
ちなみに、私たちの銀河系から250万年先に位置しているアンドロメダ銀河は、直径が22~26万光年といわれていますので、こちらもあわせて押さえておきましょう。