「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」で金山の歴史に触れる

山梨県身延町にある「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」はかつての日本における金山開発の歴史を今に伝える施設として知られています。

私自身、川で砂金を採集する方法を知ってからは、その具体的なやり方や産地の情報を求めて同博物館を何度も訪れています。

今回は、同博物館を取り上げ、山梨県で産出される金の特徴について見ていきましょう。

「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」

かつて山梨県では戦国時代から江戸時代にかけて金の採掘が活発に行われており、特に戦国時代最強の武田氏を支えた財力の背景には「甲斐金山」から採掘される「金」が大きく貢献したとされています。

「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」は、その武田氏の開発した金山の歴史を伝えています。




「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」

館内には来場者向けの紹介映像や模型を使った当時の金の採集方法、金の精錬のために実際に使われていた道具や歴史文献等が展示されており、金山開発について豊富な資料が数多く存在しています。

また、同博物館は定期的に砂金の実習教室が開かれており、以下のイベントスペースでも砂金採り競争等のイベントが開催されているようです。


付属のイベントスペース

なお、同博物館周辺は「下部温泉」という温泉地であり、敷地内には「しもべ黄金の足湯」という足湯なども併設されています。


「しもべ黄金の足湯」

その他、同博物館の詳細に、こちらの「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」の公式サイトをご参照ください。

山梨県の砂金採集の特徴

当サイトでは川で砂金を採る方法について基盤岩の底に存在する土砂を収集し、そこから土砂と砂金を分離する方法を紹介していますが、山梨県で砂金を採集される方々はその方法を用いません。

山梨県はもともと砂金が数多く産出される土地柄であることから、その河川には定期的に上流から砂金が流れ込んでくるという特徴があります。

実際、山梨県の河川には大小さまざまな岩塊が存在しており、それらは上流から流されてきているものとなります。



山梨県の河川に見られる岩塊

時折、大洪水が発生した場合には上流からこれらの岩塊とともに砂金が流れ込むことになります。

このような場所で砂金を採集する場合、大洪水の発生後に以下のような岩や岩盤の割れ目などに砂金の欠片が引っかかることがあり、それを採集するというやり方が主流になるといえます。



岩や岩盤み見られる割れ目

山梨県で砂金を採集される方はそれら砂金が引っかかる岩盤の割れ目をいくつか押さえておき、定期的にそれらを見て回るという採集の方法を行っています。

実際に採れる砂金として、このような場所で3~10g程度の「ナゲット」を採取することができた方もいると聞き及んでいます。

周辺環境の違いと砂金採集方法

当サイトでは、「日本の河川のどういう地質的特徴のあるところで砂金を採ることができるのか」をテーマとして砂金採集の方法や産地等の検証を継続的に行っています。

当然、砂金の産出される周囲の地質的環境が変化すれば、それにともなって砂金を採集するための方法も変わってきます。

私自身、「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」とその周囲の河川を訪れたことをきっかけとして同じ砂金でも共通する特徴と違い等の知見を深めることができました。

川で砂金を採る方であればはその見聞を広げるために一度は訪れたい場所として同博物館はおすすめの場所といえるでしょう。

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